こんにちは。
鹿児島の税理士事務所「鹿児島中央会計事務所」です。
法人税の節税は、『役員報酬の増減で!』
という方法は、昔の話です・・・・
鹿児島中央会計事務所でも、お客様から(数年ぶりに)ご相談がありました。
(法人税・所得税)節税のためにシミュレーションして欲しい!と。
役員報酬を増やせば、法人の所得は減る。
役員報酬を減らせば、法人の所得は増える。
下記の大原則を理解すれば、シミュレーションが不要なのがわかります。
法人税・地方税の実効税率(800万円以下)は約24%
役員報酬に対する社会保険料は本人負担と会社負担で約30%
個人所得税・住民税は課税所得330万円以上は30%
役員報酬30万円位で、既に法人税の方が有利です。
個人所得税等・法人税等で有利としたい役員報酬は、低ければ低いほど良い!
というのが結論です。
昔は、法人税の税率が高く、かつ、社会保険への加入漏れも見逃されていた状況でした。
しかし昨今、社会保険料の料率は右肩上がり。そして、社会保険への強制加入の取り締まりが激しくなっており、役員報酬の増減での節税検討は無意味になっている。と、判断しています。
※しかし、視点を変えれば節税も可能です・・・。
※15年前位に、医療法人設立シミュレーションを集中的に取組んでいた際、高所得者のドクター相手に役員報酬シミュレーションを一生懸命していました時期もありました!